マンガで読む名作 嵐が丘 エミリー・ブロンテ (著), 岩下博美 (著)
「嵐が丘」という作品をご存じでしょうか?
イギリスの女流作家であるエミリー・ブロンテの長編小説で、
「リア王」、「白鯨」とならび、世界の三大悲劇と評されている作品です。
さらに、世界中の女性を虜にした恋愛小説でもあります。
実は、学生のころ、原作を読んでいたのですが、途中で諦めていた作品です。
文章の構成が難解で、内容がとても分かりにくかったためです。
その「嵐が丘」がマンガで読めるとあって、さっそく読んでみました。
さすがマンガで読む名作シリーズ!とても分かりやすい!
原作好きの人からみれば、小説の構成力がなくなってしまっているので、
物足りないと思うかもしれません。
しかし、作品を理解するには、「嵐が丘」の入門編としては、
とても分かりやすく仕上げられています。
「嵐が丘」の内容は、嵐が丘という屋敷を舞台にした恋愛と復讐劇です。
屋敷に拾われたヒースクリフという男と、その屋敷の主人の娘キャサリンとの恋愛。
キャサリンの兄に虐待を受けるヒースクリフ。
イザベラのヒースクリフへの恋。
ヒースクリフのキャサリンに対する一途な愛。
ああ、どろどろしている!!
まるで、すさまじい昼ドラを観ているようです。
世の女性たちが熱狂したのも、分からなくありません。。。
マンガで「嵐が丘」を読んでみて、もっとこの作品について知りたいと思われた方は、
ぜひ、原作に挑戦してみてください。
より深くこの作品を味わえること、間違いなしです。
対象は、中学生以上の特に女性かな。
ヒースクリフの強烈な愛に、胸キュンすること必至と思います。
男性も、女性に対する一途な恋愛に、共感できるのでは。
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