シグルイ(全15巻)
山口貴由(著) 南條範夫(著)
南條範夫さんの時代小説「駿河城御前試合」をもとに作られた漫画です。
南條範夫さんは、残酷ものと呼ばれる独特の作品を書かれている方で、
1956年に、「燈台鬼」という作品で、直木賞を受賞されています。
駿河城御前試合。
歴史的にはいかに?フィクション?それとも史実なのか?。。
徳川家康の孫であり、三代将軍徳川家光の弟である徳川忠長。
この人物がとてつもない狂王であり、
その徳川忠長が行ったこの「駿河城御前試合」の一試合。
片腕の剣士「藤木源之助」と、盲目の美剣士「伊良子清玄」との死闘。
この二人の侍の人生が、美しくも残酷に描かれています。
武士とは、こんなにも壮絶なものなのかと思わされました。
剣を極めると、ここまで強くなるものなのかと感動しました。
愛。
憎悪。
狂気。
個性が強すぎる登場人物たちとの、様々な感情の交錯、死闘。
息つくひまがありません。
シグルイは、全15巻ありますが、一気に読んでしまいます。
描写が素晴らしく、インパクトが強烈すぎます。
トラウマになりそうなシーンも多くありますので、
個人的には、R18指定の漫画だと思います。
また、画力だけでなく、ストーリーも素晴らしく、
読み進めるうちに、どんどん引き込まれていきます。
一人の侍として、人生を追体験することができます。
藤木源之助として、人生を体験するか、
伊良子清玄として、人生を体験するか、または、個性濃いあの人か?
どちらにしても、侍として、壮絶な人生を体験できますよ。
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