ジオイドとは、世界の海面の平均値である平均海水面に、
よく一致するジオポテンシャル面のことです。
平均海水面?ジオポテンシャル?ジオング?
難しい言葉で、混乱してしまいますね。
ジオイドは、地球規模で考えなければよく理解できません。
平均海水面とは、風や波によって変化する海面の一定期間の平均値のことです。
ジオとは、地球や大地などを表す言葉で、
最近、ジオパーク(大地の公園)という言葉で有名になりました。
ポテンシャルとは、潜在能力という意味でよく使われますが、
ほかにも、位置という意味があります。
ここでは位置という意味でとらえます。
そうなると、ジオポテンシャル面とは、地球のある一定の位置の面といえます。
つまり、ジオイドとは、世界中の海面を平均の高さを基準と考え、
その位置で、地球を面として覆っている概念になります。
イメージ的にはまん丸なのですが、地球は凸凹しているため、
ジオイドはまん丸ではありません。
ちなみに日本では、東京湾の平均海面をジオイドと定めて、標高の基準としています。