危機一髪!生徒宅での事件(家庭教師)

大学生のバイトで家庭教師をしていたときの話です。

中学校3年生の男の子の生徒を受け持っているときです。

おとなしい男の子でした。自分ひとりでもできる子だったので、

10分くらいに区切ってよくドリルをさせていました。

生徒がドリルをしている間、正直ひまなのです。

経験のある人ならおわかりかと思いますが、やることがないのです。

いつもその間、本棚から漫画本を取り出して、よんでいたのです。

ドリルが終わると答え合わせ、そして、またドリルという風な流れをとっていました。

なので、ほとんどが漫画タイムだったのです。

そんなある日、いつものように生徒のドリル中に漫画タイムだった私は、

夢中で週刊少年ジャン○をにやにやしながら読んでいました。

そのとき、ふと視線を感じて、後ろを振り返ると、

おやつを持ってきてくれた生徒のお母さんが、無言で立っていました。

「ちゃんと授業をしていないのがばれてしまった!」

なんとかごまかさなくては、そう思った私は、

「○○くんからこの漫画の漢字が難しくて、勉強になると言われて拝見しておりましたが、なかなか漢字の勉強になると思います。お母さん、漫画ばっかり読んでるからといって○○くんをあまり怒らないであげてくださいね。」

と口からでまかせを言いました。

本人の○○くんはきょとんとしていましたが、

お母さんも納得?してくれたようで、

「そういう理由だったんですね。」

ということで、ことなきを得ました。

うそも方便といったところでしょうか。

寛容ないい時代だったということかもしれませんね。